南房総の酪農を支える新ブランド「みねおか工房」
千葉県南房総市の嶺岡地区。ここは、江戸時代に初めて本格的な酪農が行われた土地として知られ、歴史ある酪農の原点です。しかし、今この地は飼料価格の高騰や後継者不足といった厳しい現実に直面しています。そこで、「日本酪農発祥の里 みねおか工房」という新たなブランドが立ち上がりました。これは、ただ歴史を守るのではなく、持続可能な産業として地域と共生していく取り組みです。
株式会社ちば南房総が創設した「みねおか工房」は、当地の生乳や果実を活用し、地域のストーリーと技術を組み込んだ高付加価値商品を提供します。このブランドの目的は、酪農家や生産者に適正な報酬を還元する仕組みを構築することです。
エシカルな取り組みで未来を描く
「みねおか工房」は、「南房総エシカルプロジェクト」に基づく商品開発を行っています。具体的な施策として、地産地消を重視した素材、例えば自社製造の生乳や地域特産の黒酢やレモンを使用した加工品を優先的に採用します。また、フードロスの低減を図り、規格外品の有効活用にも努めています。このように持続可能な農業を実現しながら、商品の継続的な販売を通じて酪農家に正当な価値を還元することを目指しています。
注目の商品ラインナップ
「みねおか工房」からは、4つの魅力的な商品が発表されました。いずれも使いやすく、地域の資源を最大限に活かしています。
1.
みねおかアイスクリーム
南房総市産の生乳を使用した濃厚でクリーミーなアイスクリームは、ミルク、房州びわ、南房総塩キャラメルの3種類。気軽に楽しめる定番のデザートです。
2.
みねおか焼きドーナツ
地元の素材を使用した焼きドーナツは、驚くほど軽やか。南房総みるく、房州びわ、南房総産レモンなど全5種があり、油で揚げない製法でヘルシーに仕上げています。
3.
みねおかMILKラスク
軽く、持ち運びが便利なラスクで、観光の土産にも最適。自家製牛乳を使用し、サクサクの食感とミルクの豊かな香りが堪能できます。
4.
BOSOラムケーキ
南房総産のサトウキビを利用したラムケーキは、千葉大学との共同研究により開発された貴重な一品。豊かな香りと幅広い層に愛される焼き菓子です。
商品の発売と今後
これらの商品は、2026年1月23日から南房総市内の3つの道の駅で同時発売される予定です。最初は道の駅での限定販売から始まり、その後自社のオンラインショップでも販売を展開します。
「みねおか工房」は観光土産をきっかけに、地域ブランドとしての認知度を高めることを目指し、全国規模へと広がりを見せることを期待しています。特に、地域資源を最大限に生かし、持続可能な製品を提供することは未来の酪農業に大きな可能性を秘めています。
この取り組みは、ただの新製品の発売にとどまらず、地域経済の活性化や持続可能な未来を築くための重要な一歩です。私たちもこのプロジェクトを応援し、一緒に南房総の酪農の未来を見守っていきたいです。