アイリスグループ2025年度決算速報
アイリスグループは、2025年度の決算速報を発表しました。その内容は、過去最高売上を記録した2021年度に続き、厳しい市況環境の影響を受けながらも、2024年度から増収増益に転じたことが特徴です。
過去の成功と現在の挑戦
2021年度、アイリスグループは新型コロナウイルス感染症の影響により、家電およびマスク事業での売上増加があったほか、新規参入した飲料事業やロボティクス事業が成長を遂げました。しかし、その後の2年間は市況の悪化や原材料価格の高騰に伴い、減収減益に苦しむ展開が続きました。とはいえ、アイリスグループは持ちこたえ、2025年度には復活の兆しを見せることができました。
食品事業の成長
BtoC事業の中でも特に言及すべきは食品事業です。前年比140%の590億円と、同事業は著しい成長を遂げました。これは、社会問題化した米不足の影響もあり、極めて好調なパックごはんの販売が寄与しています。また、政府備蓄米の契約を結び、早期の販売開始も事業認知の向上につながりました。
さらに、緑茶飲料市場への新規参入や、米国およびアジア向けの輸出拡大も重要な要因です。アイリスグループは今後も積極的な投資を実施し、2027年には複数の新設備を竣工する計画を立てています。
ヘルスケア事業とロボティクス事業
アイリスグループは、ヘルスケア事業でも新たな展開を計画しています。赤ちゃん用品に新たに参入し、海外市場への exportも視野に入れています。2030年には売上高400億円を目指す方針です。
また、労働力不足が問題視される中、サービスロボットの導入は急速に進んでおり、すでに7,000社への導入が確認されています。特に、「JILBY」という新しいDX清掃ロボットの発売が決まっており、これは国内のロボット市場における新たな取り組みとして注目されています。
環境への配慮と省エネ
省エネソリューションに関しても、2025年度にはLED照明の需要が増える見込みです。アイリスグループは、引き続きLED照明の普及を進める考えであり、業界全体の普及率100%を目指します。
今後の展望
2026年度には、グローバル事業を強化するための設備投資を決定し、売上高8,640億円(前年比108.7%)を目指す方針です。国内外での地盤強化と優秀な人材の確保に向けた施策も進行中です。アイリスグループは、今後も多角化と成長を続ける意欲的な企業として注目されることでしょう。
このように、アイリスグループは数々の変遷を経て持続的な成長を追求しています。今後の展開に乞うご期待です。