和菓子の新たな魅力、さざえ最中が名誉総裁賞を受賞
2025年に開催される第28回全国菓子大博覧会・北海道で、千葉県南房総の「さざえ最中」が名誉総裁賞を受賞した。これは日本の和菓子業界において、大変名誉なことである。この賞は、皇族が名誉総裁を務め、品質や独自性、地域性を極めて優れたものに贈られる。三笠宮彬子女王殿下が名誉総裁を務める中で、頂いたこの賞はまさに特別な意味を持つ。
さざえ最中の魅力
このさざえ最中は、南房総地域の特産品として広く愛されており、その独特な形状と豊かな味わいが特徴だ。ひと口をかじれば、あんこの甘さがしっとりと口の中に広がり、小倉、こし、白、ゆず、あおのりといった5種類のあんこが選べるのが嬉しい。特に、厳選された「大納言あずき」を使ったあんこは、素材にこだわる職人の技が光る一品で、どれを選んでも楽しめる。
歴史と誇り
この名誉ある受賞は、百年以上にわたって続く全国菓子大博覧会の歴史を背景にしている。1911年に始まり、約4年ごとに全国各地で開催されるこの博覧会は、まさに「お菓子のオリンピック」とも称されている。このイベントで受賞することは、業界内でも最高の名誉として位置づけられ、受賞した菓子はその品質と独自性が強く求められる。
南房総いとを菓子盛栄堂のこだわり
この受賞を果たした株式会社盛栄堂本社は、千葉県南房総市に位置する和菓子専門店である。創業は大正3年、歴史ある4代続く和菓子のお店として地域に愛されている。現店主の長谷川浩司氏は、和菓子製造1級技能士やものづくり和菓子マイスターなど、数々の技術的な資格を持ち、2018年には「TVチャンピオン和菓子職人選手権」に出場した実績もある。
お店ではさざえ最中の他にも、どら焼きや大福、わらび餅など常時40種類以上の和菓子を取り揃えており、地域住民や観光客からの人気を集めている。これほどたくさんの種類を楽しめる店舗も珍しく、どのお菓子も長谷川氏の丁寧な仕事ぶりが感じられる。
新たな受賞も!「房総酪農ミルクッキー」
さらに盛栄堂では、地域の牛乳メーカーとのコラボ商品「房総酪農ミルクッキー」も外務大臣賞を受賞した。コロナ禍の影響で余ってしまった牛乳やバターを使用したこのクッキーは、サクサクの食感と濃厚な味わいが特徴で、南房総の酪農の伝統を体現していることが評価された。
まとめ
このように、南房総いとを菓子盛栄堂は地域の特産品を大切にしながら、確かな技術で和菓子を作り続けている。名誉総裁賞を受賞したさざえ最中をぜひ味わってみて、南房総の魅力を感じてみてはいかがだろうか。お店の営業時間は9:00~18:00(月曜日は定休日)、電話番号は0470-29-7039で、もっと詳細な情報を知りたい方は公式ホームページをチェックしてほしい。
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