皆が共に歌い、感動を分かち合う音楽会
2025年12月7日、福岡市民ホールで開催される『みえる かんじる 新しい第九~ぼくらはみんなうたうたい~』は、音楽を通じて人々をつなげるインクルーシブなイベントです。この音楽会では、ホワイトハンドコーラスNIPPONと九州交響楽団が共同で制作し、特に聴覚や視覚に障がいを持つ方々が参加できるよう工夫されています。これは、全ての人に音楽の喜びを届けることを目指した活動の一環です。
インクルーシブな合唱団、ホワイトハンドコーラスNIPPON
ホワイトハンドコーラスNIPPONは、障がいの有無に関わらず様々なメンバーが一堂に会して活動する合唱団です。南米の音楽運動『エルシステマ』の理念を基に、全ての子どもたちに音楽教育を無料で提供しています。メンバーの中には、ろう者や難聴者、全盲や車椅子ユーザーなど、多様なバックグラウンドを持つ子どもたちが含まれています。彼らが奏でる音楽は、互いの絆を深める素晴らしい手段として機能します。
今年3月オープンの福岡市民ホールでの公演
今年3月にオープンしたばかりの福岡市民ホール・大ホールは、地域の文化活動を支える重要な場所です。この会場で行われる音楽会では、福岡の人々が自らのシティープライドを感じながら楽器や声を合わせ、ベートーヴェンの『交響曲第9番』を披露します。ドイツ手話を元に訳された『手歌(しゅか)』を通じて、参加者全員が共に響き合う歓喜の瞬間を体感できるでしょう。
会場での特別な瞬間を共に
当日は、白い手袋が舞い、歓喜の歌が会場に響き渡る特別な空間が広がります。力強い音楽が人々を一つに引き寄せ、心温まる体験を提供します。
開催概要
- - 演目名:『みえる かんじる 新しい第九~ぼくらはみんなうたうたい~』
- - 日時: 2025年12月7日(日)13:30開演(12:30開場)
- - 場所: 福岡市民ホール・大ホール(福岡市中央区天神5丁目2-2)
- - 出演者: ホワイトハンドコーラスNIPPON、九州交響楽団
- - チケット料金: 前売特典付きS席4,500円、一般S席4,000円、A席3,500円、B席2,500円(17歳以下割引あり)
艺術の楽しみを地域に
主催は福岡市文化芸術振興財団や九州交響楽団で、地域のさまざまな文化機関と連携し、より多くの人々に参加してもらうことを目指しています。障がい者割引や青年割引など、多様なニーズに応じた料金設定も魅力の一つです。毎年恒例の年末の風物詩ともなり得るこの公演は、音楽を通じて人と人をつなげる重要な機会になるでしょう。
まとめ
インクルーシブな芸術活動は、誰もが参加できる喜びの場を創出します。福岡から発信される恵みと喜びを共に体験し、皆で響き合う瞬間を楽しみましょう。音楽を通じて新たなつながりが生まれるこのイベントに、ぜひご参加ください。