博多織の新ブランド「ORIO」が初のポップアップイベントを開催し文化の魅力を伝える

博多織の新たな魅力を発見する「ORIO」のイベント

福岡の地で800年以上の歴史を誇る博多織。伝統的な技術を活かし、新しい日常着として生まれ変わったブランド「ORIO」。このブランドが、初めての自主企画ポップアップイベントを開催します。

イベント概要

「つづくものの、美しさ。」をテーマに掲げたこのポップアップイベントは、2025年11月29日（土）・30日（日）の2日間、大濠公園近くの「knockin’on COFFEEs DOOR」の奥ギャラリースペースにて行われます。入場は無料で、11時から17時までの間、さまざまな体験が待っています。

イベントでは、博多織のワークショップや靴磨きの実演、福岡の各ブランドの展示販売を通じて、「長く使うことで味わいが深まるもの」の魅力を体感できます。これにより参加者は、商品の背後にある文化や技術を身近に感じることができます。

ORIOのコンセプト

ORIOは「あなたの日常に、織の記憶を。」をコンセプトにしており、博多織の新しい可能性を提示しています。このブランドは、SNSやオンラインでの販売を通じて多くの人々に認知されていますが、直接お客様とのつながりを持ち、文化の手ざわりを感じてもらいたいという強い思いから、このイベントが企画されました。

出展ブランドと内容

アパレル

- ORIO（オリオ）：博多織のハギレを使用したTシャツを提供。ハギレを用いた小物ワークショップ（マグネット・しおり製作）も体験できます。
- SHIMEY（シメイ）：姿勢や動きを考慮したデザインの日常着を提案し、長く愛される服作りを目指しています。
- MELOA（メロア）：ユニークな素材と構造を組み合わせたニットブランドで、カラフルで心地よい製品が特徴です。

靴メンテナンス・カスタム

- GRANDE CIELO：革製品のメンテナンスと靴磨きを行うブランドが、靴磨きの実演やメンテナンス相談を実施します。（29日のみ）
- 蘇靴（Soca）：大正15年創業の老舗靴工房から独立した職人によるカスタムスニーカーや修理相談も行われます。

ワークショップ

- 織のかけらに触れる、小さな手仕事体験：博多織のハギレに触れ、自分だけの小物（マグネットやしおり）を手づくりする体験です。

イベントの楽しみ方

このイベントは、文化に触れるワークショップや、革や編み地の風合い、織物の表情などを通じて、長く使うことで味わいが深まる「つづくもの」に出会う場となることでしょう。また、複数のブランドが集まり、クラフト・ファッション・メンテナンスが交差する新たな共創の舞台を提供します。

ORIOの未来

このポップアップイベントを皮切りに、ORIOは今後、九州の他の織・染の産地や異なる分野と連携し、文化の保存だけでなく、共創する仕組みを作ることを目指しています。ファッションやアート、音楽、建築など様々な分野との協力を通じて、新たな価値や市場を創造していく意向です。

ぜひ、福岡でのこの特別なイベントに参加して、伝統の美しさや新しい文化の波を体感してください。