ヤマモリ、食品業界の新たな挑戦！風土食房を子会社化

ヤマモリ、株式会社風土食房を子会社化

日本の総合食品メーカー、ヤマモリ株式会社が、2025年6月30日をもって株式会社風土食房を子会社とすることを発表しました。この動きは、食品業界の変化に対応し、顧客の多様なニーズに応えるための重要なステップです。

ヤマモリは1889年に設立され、長年にわたり醤油醸造業を中心に事業を展開しています。これまでにも、多くの賞を受賞しており、その品質の高さは業界でも認められています。近年では、健康志向や多様な食文化に対応すべく、商品のラインナップを醤油以外にも広げてきました。

風土食房は2006年に設立され、千葉県我孫子市で地場食材を使用した高付加価値商品を開発・製造しています。特に「食べる調味料」シリーズは人気を博し、2023年には調味料選手権で総合第1位を受賞するなど、その実力が証明されています。

風土食房が手掛ける商品は、レトルト食品や冷凍食品、液体調味料、漬物など多岐にわたります。特に「イチバンシリーズ」や「賛否両論シリーズ」は、家庭料理に役立つアイテムとして多くのファンを持っています。また、安心・安全を重視した食品作りが顧客の信頼を得ています。

食品業界は急速に変化しており、顧客からの品質要求はますます厳しくなっています。ヤマモリは風土食房の製品を取り入れることで、さらなる商品ラインナップの拡充を図り、様々なニーズに応えることを目指しています。

風土食房が持つ独自の製造技術や販売チャネルは、ヤマモリにとって貴重な資産です。今後は両社が持つ力を生かし、さらなるマーケット展開が期待されます。特に、風土食房の商品の新たな流通チャネルを開発することで、売上拡大に繋げていく方針です。

ヤマモリグループには、伊勢醤油本舗やアジア食品など、多数の企業が属しています。これら企業の製品と風土食房の得意分野を組み合わせることで、＋αの価値を生み出し、さらなる成長を目指していく計画です。

今回の風土食房子会社化は、ヤマモリの食品製造業界における新たな挑戦の始まりです。地場食材を使用した安心安全な製品の開発と、顧客ニーズへの迅速な対応が期待されます。今後、ヤマモリの進化に大いに注目していきたいところです。