CFCLが全品番のLCA算出を達成
CFCLが掲げてきた目標、すなわち衣服とニットアクセサリー全品番におけるライフサイクルアセスメント(LCA)の算出が無事に完了しました。最新の「CONSCIOUSNESS REPORT VOL.10」では、全238品番の環境負荷についての詳細が発表されています。
LCA算出の背景
CFCLは、2030年までにカーボンニュートラルを達成することを目指し、創設から着実に取り組んできました。特に、2025年までに全品番のLCA算出を達成することを重要なマイルストーンとして設定してきたのです。この目標は、地球環境への配慮だけでなく、消費者や生産者に対する責任を果たすためにも不可欠です。
最初はVOL.1 Collectionにおける1品番のドレスから始まり、シーズンごとに内容が拡大し、ついにVOL.10では香水やサングラスを除く全238品番が対象となったことが喜ばしい結果です。これにより、CFCLは衣服とアクセサリーの環境負荷を可視化する体制を整えました。
環境への配慮と素材の調達
最新の報告では、以下の3つの項目について詳細が公開されました。
1.
素材の調達
CFCLでは、87.8%の認証素材を使用し、地球環境への配慮と生産者の労働環境への責任を十分に果たしています。これは秋冬シーズンとして過去最高の値を記録したことになります。
2.
LCA (ライフサイクルアセスメント)
- ラメ糸を使用した製品の算出
- モヘヤを使用した製品の算出
- 原着糸を使用した製品の算出
これらの詳細なデータが示されることで、どの素材がどのように環境に影響を与えるのかが明確になります。
3.
クローズドループの実現に向けて
CFCLは「Next Loop」と呼ばれる二次流通サービスを本格的に稼働させ、消費者からの意識調査の結果も報告しました。この取り組みにより、廃棄物の削減と資源の再利用が促進されることを期待しています。
これからのCFCLの展望
CFCLの「CONSCIOUSNESS REPORT」では、持続可能なファッションの実現に向けて、シーズンごとの進捗を報告しています。環境への配慮、機能性、最適な素材選び、流通経路の透明性を追求し続ける姿勢は、多くのファッションブランドにとっての手本となるでしょう。
CFCLがこれからも持続可能な未来に向けて進化を続け、ファッション業界全体に好影響を与えることを期待しています。興味のある方は、ぜひ「CONSCIOUSNESS REPORT VOL.10」をチェックしてみてください。また、CFCLが公開している他のレポートもぜひご覧ください。