ベトナム食品市場の今
2026-06-18 11:04:59

日越経営者によるベトナム食品市場の現状と未来についての討論会

日越経営者によるベトナム食品市場の現状と未来についての討論会



2026年5月21日、ホーチミン市において、株式会社コーポレイトディレクション(CDI)が主催した招待制ラウンドテーブル「JVFI(Japan–Vietnam Food Industry Roundtable)」が開催されました。今回のテーマは「危機時代におけるサプライチェーン・マネジメント」。

現状と課題の議論



会合には、日系企業の経営層とともに、ベトナムの著名なアロエベラ加工企業GC Foodの代表や経済専門家Nguyễn Anh Toàn氏が参加しました。彼らは、最新の地政学リスク、物流、原材料コストの変動など、不安定な状況下での企業運営の考え方を共有しました。今回の議論を通じて、企業が直面する課題について具体的な視点からアプローチしました。

GC Foodによる実践的な知見の提供



メインセッションでは、GC Foodの戦略ディレクターであるMai Thanh Thai氏が登壇し、安定供給を確立するために約500の農家との関係を構築している事例について紹介しました。特に、技術の導入や資金支援、教育の重要性を強調し、農業廃棄物の再利用や、太陽光発電といったESG(環境・社会・ガバナンス)についても言及されました。このような取り組みは、競争力を高める要因として位置づけられています。

今後の成長戦略の展望



さらに、高付加価値のアロエベラ製品や、FMCG(消費財)領域への進出についても議論が行われ、GC Foodの今後の成長戦略が描かれました。こうした実践的な知見は、参加者にとって非常に重要な情報となり、彼らの経営判断にも大きく影響を与えることでしょう。

ベトナム経済の未来



次に、経済専門家のNguyễn Anh Toàn氏が2026年のベトナム経済予測について講演しました。政府の高成長目標の実現可能性や、地政学リスク、貿易政策の変化が企業経営に与える影響について深く掘り下げました。また、日系企業が注視すべきサプライチェーンの分散化やASEAN域内での生産再構築が、今後の重要テーマとして議論されました。

実務的な意見交換



後半では、人材マネジメントや原材料調達、農家との関係構築に関して非常に活発な討論が行われました。参加者からは「ベトナム市場での知見を直接交換できる場が貴重である」との意見が寄せられ、現地企業の経営者との意見交換が有意義なものとなったことが伺えました。

定期開催の計画



今後も、JVFIは日越両国の経営者や専門家が率直に意見を交換し合う場として定期的に開催される予定です。第2回目は2026年7月下旬を計画しています。また、CDI-Vietnamはベトナム及びアジアへの進出を考える企業に対して、様々なサポートを提供しています。興味がある方は、ぜひお問い合わせください。

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