マンダムと5社が共同研究、安全性試験の革新で大会長特別賞受賞！

マンダムと共同研究の成果

最近、安全性評価に関する革新的な取り組みが評価され、株式会社マンダムが他の4社と共に、大会長特別賞を受賞しました。これは、皮膚刺激性試験の代替法に関する共同研究が成果を上げたもので、日本動物実験代替法学会第37回大会で発表された結果です。

共同研究に関わった企業

今回の取り組みには、マンダムのほか、小林製薬、サンスターグループ、TOA、ロート製薬の5社が参加しました。また、研究用のヒト培養組織を製造・販売するJ-TECの協力も得られています。これらの企業は、化粧品や医薬部外品の安全性を確保するために、動物実験に代わる試験方法の開発に力を入れてきました。

皮膚刺激性試験の重要性

化粧品業界における皮膚刺激性評価は非常に重要です。厚生労働省からのガイダンスでは、皮膚刺激性がほぼないと予想される成分の評価が求められています。しかし、既存の試験方法では、未希釈成分の評価が主な焦点となっており、希釈された成分については正確な評価が難しいのが実情です。

研究の進展と成果

マンダムと4社は、これに対する新たな提案を行い、皮膚刺激性に関する新しいデータベースを構築する方向で研究を進めました。その成果を発表した結果、見事に大会長特別賞を受賞したのです。この受賞によって、動物実験代替法の重要性がさらに広まり、業界全体に新たな風が吹き込まれることが期待されます。

今後の展望

これからは、獲得したデータを基に、より進化した評価方法が生まれることを目指します。マンダムは、この取り組みによって安全性評価の基準が向上するだけでなく、消費者にとっても安心・安全な製品の提供を実現することを目指しています。また、化粧品業界全体において、動物実験代替法の普及が進めば、さらなる社会的貢献につながるでしょう。