QB HOUSE、人的資本経営の強化を進める新たな施策を発表

近年、QB HOUSEを運営するキュービーネットホールディングス株式会社が人的資本経営の強化に向けた具体的な施策を発表しました。この経営戦略は、理美容業界における人材不足と採用の難しさを考慮し、収益に直結する人材の確保と育成を目的としています。この一環として、QB HOUSEは新たにロジスカットスクールを設立し、多くの美容師や理容師を育成する体制を整えています。

新しい学びの場、ロジスカットスクールの設立

QB HOUSEは、北海道札幌市および台湾台中市にロジスカットスクールを新たに設立し、大阪校も拡充移転することを発表しました。この新しい教育機関は、業界内での人材不足問題を軽減するために設立されました。理美容業界では、機械化やAIの導入が難しく、人材の育成が不可欠です。特に、最新のデータによると、日本の理容師・美容師求人の倍率は非常に高く、求職者と採用のギャップが大きい現状です。この現実に対処するため、QB HOUSEはより多くの人材を育成し、業界全体を支えていくことを目指します。

ロジスカットスクールでは、指導経験豊富な専門スタッフが参加者に丁寧な指導を行い、通常2〜3年かかるカット技術を6か月で習得させることを目標としています。この方法は、高く評価されており、すでに多数の研修生を業界に送り出しています。2025年6月末までには760名の育成を予定しており、国内外での展開を進めていきます。

札幌校と大阪校、台中校の詳細

新設されるロジスカットスクール札幌校は、北海道札幌市の中心部に位置し、理美容専門学校も多い環境での設立となります。これにより、新卒者や第二新卒者を中心にさらなる採用を進め、QB HOUSEの店舗展開を強化します。

一方、大阪校はなぜ拡充移転するのか。その理由は、昨年の入社人数が急増したためです。この成果を受け、ニーズに応えるために面積を2.2倍に増やすことと、デジタル・トランスフォーメーション（DX）の進行も目指しています。台中校は、台湾でのさらなる採用を目指す結果として新設され、地域における教えの分散によって、より丁寧な育成を進めます。

美容師・理容師としての夢をサポート

また、QB HOUSEは研修生の声を大事にし、リアルな経験談を取り入れた特別企画も用意しています。東京校での研修生に実際の声を聞くことで、どのように彼らが成長しているのかが明らかになります。新卒生や中途採用者が集まり、リアルな体験談を通じてそれぞれの成長過程を共有することで、仲間としての絆も深めています。

QB HOUSEは、1996年に日本初のヘアカット専門店としてスタート以来、高品質なサービスの提供に努め、業界での確固たる地位を築いてきました。人的資本経営の強化を通じて、今後も多くのお客様にご満足いただけるサービスを提供していく予定です。これからのQB HOUSEの取り組みに、ぜひご注目ください。

詳細については、公式サイトにてご確認ください。