TENGAとRay Chuの新たな挑戦
台湾発の気鋭ファッションデザイナー、Ray Chu(レイ・チュウ)と日本の株式会社TENGAが再びタッグを組み、2026年春夏コレクションを「ロンドン・ファッションウィーク」で発表します。このコレクションは、2023年に実施された初のコラボレーションからさらに進化し、快感とデザインの新たな交差点を探求するものです。
コラボレーションの背景
前回、Ray ChuとTENGAは大胆にファッションと快感文化を融合しました。この根底には、ジェンダーレスでインクルーシブなデザイン哲学が息づいています。Ray Chuは、そのシャープなテーラリングと遊び心あふれるディテールにより、特にLGBTQ+コミュニティから支持を得てきました。今回のコレクションでは、「プレジャーはタブーではなく、現代のライフスタイルを形成する基盤である」とするメッセージが強調されています。
TENGAも20周年を迎え、「性を表通りにする」という理念を持ち、世界に展開しています。これまでもデザイン性や安全性を考慮した多様なプレジャーアイテムを生み出し、文化の価値観を更新してきました。新コレクションのスローガン「Spill the T(スピル・ザ・ティー)」は、遊び心を持ちながら、ファッションと快感の境界を越えることを目的としています。これは、TENGAの製品であると同時に、ゴシップや本音を明らかにするという意味合いも込められており、ユーモアを感じさせます。
ランウェイショーとアフターパーティー
2025年9月20日、ロンドンのBishopsgate Institutionにて行われるランウェイショーでは、TENGAのアイコニックな製品とRay Chuの洗練かつ大胆なデザインが融合した作品が披露されます。このコレクションの発表を記念して、同日の夜には「The Shoreditch Bar」にて特別アフターパーティーが開催されます。イベントでは、特製カクテル『Spill the T(TENGA)』が提供され、来場者に夏らしいスパイシーでセクシーな味わいが楽しめます。会場もランウェイの雰囲気を引き継ぎ、装飾や演出が施された特別な空間として用意されています。
デザイナーの想い
Ray Chuが今回のコレボレーションについて語る中で、特に「Spill the T」というスローガンに込めた意味について強調しています。この言葉は、ファッションにユーモアを与え、ありのままの自分を表現する大切さを示しています。また、衣装全体にこのテーゼが大胆なプリントモチーフとして展開されることも、彼の独自のデザイン哲学を強調しています。
TENGA代表のコメント
TENGAの代表取締役社長、松本光一氏は、再びRay Chuとのコラボレーションが実現したことに大きな喜びを示しています。TENGAは、機能性と独特のデザイン性を兼ね備えた製品を通じて、人々の性生活の豊かさを追求しています。このコレクションを通じて、ファッションと快感、そして自己を自由に表現する新たな価値を提供していくことを期待しています。
まとめ
TENGAとRay Chuの新しいコレクションは、ファッションだけではなく、社会に対しても影響を与える重要なメッセージを含んでいます。次のランウェイでの発表が待たれる中、私たちもこの独自のコラボレーションがどのように展開されるのかを心待ちにしています。