職人の味を再現した新たな冷凍寿司の誕生
日本の食文化を象徴する料理の一つ、寿司。それを手軽に提供できる高品質冷凍寿司がデイブレイクとちよだ鮨の共同開発によって実現しました。今までにない冷蔵解凍技術を駆使し、職人の手が作り出した味をそのまま再現するこれは、飲食業界にとって大きな福音です。
開発の背景
近年、飲食業界では人手不足や職人不足が加速しており、寿司を提供したいと考える店舗は増える一方で、必要な人材や設備をこの先揃えるのが難しい状況が見受けられます。また宿泊業界では、滞在客に美味しい食事を提供したいというニーズがあるものの、ルームサービスや朝食においては厨房を持たないホテルも増加しているのです。そこで、冷凍寿司の導入が求められていましたが、従来の冷凍手法ではシャリの品質が損なわれやすく、実現が難しいままでした。
画期的な技術
新たに開発された高品質冷凍寿司には、三つの大きな特徴があります。
1.
握りたてをそのまま冷凍
従来の冷凍寿司は、シャリとネタを別々に冷凍することが多く、解凍後には一体感が失われがちでした。しかし、デイブレイクが採用した特殊冷凍機「アートロックフリーザー」は、握った寿司をそのまま冷凍することを可能にしました。これにより、解凍後も本場の味わいを保持します。特別な設備や技術がなくても、これで職人不在の店舗でも本格的な寿司を提供することができます。
2.
改良されたシャリレシピ
シャリがパサつくことなく、適度な水分を保つための特殊なレシピが開発されました。これにより、握りたての食感と粘りを解凍後も維持し、より美味しいお寿司を実現しています。
3.
冷蔵解凍の実現
冷凍寿司の解凍方法として最も難しいとされていた冷蔵解凍が可能になりました。衛生面からもホテルなどにおいて求められる冷蔵解凍の利便性が強化され、宴会や朝食の場に最適な商品として位置付けられています。
活用シーン
デイブレイクとちよだ鮨が共同開発したこの冷凍寿司は、以下のようなシーンでの活用が期待されています。
解凍が容易で、本格寿司を朝食で提供できます。バイキング形式でも楽しめます。
すぐにお客様の注文に応じて解凍し、まるでその場で握ったかのような新鮮な寿司を提供できます。
大人数の宴会でも、メイン料理として美味しいお寿司がサーブ可能になります。
今後の展望
今後、デイブレイクとちよだ鮨は国内市場を超え、寿司を好む海外市場への展開も視野に入れています。また、業務用卸市場でのシェア拡大を目指し、さらなる商品の開発と品質向上に務める意向を示しています。
ちよだ鮨について
ちよだ鮨は1959年に設立され、品質の高い江戸前寿司を多くのお客様に提供することを目指してきました。国内だけでなく海外の市場でも展開しており、今後さらに進出を拡大していく予定です。
デイブレイクの特殊冷凍技術
デイブレイクは、急速冷凍の分野で革新を重ね、食品の品質を保つための高度な技術を開発しています。創業から特殊冷凍機の設計を行い、業界に確かな実績を残しています。これからも、デイブレイクは特殊冷凍技術の先駆者として新しい食品流通の未来を切り開いていくでしょう。
この新しい冷凍寿司の誕生は、飲食業界の課題解決に寄与し、多様化する顧客ニーズに応える大きな一歩となることを期待しています。