奈良県立図書情報館開館20周年記念トーク開催
2005年に開館した奈良県立図書情報館は、今年で20周年を迎えます。これを記念し、特別イベント「奈良県立図書情報館開館20周年記念トーク『奈良を語る』」が開催されます。このイベントでは、奈良の歴史や文化を語り合う貴重な機会です。
イベントのテーマは「大和は国のまほろば」。古事記に見られる言葉であり、奈良が日本の中でも特に優れた場所であることを示しています。近年、奈良県は「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産登録を目指して活動を続けています。この背景を踏まえ、奈良県知事の山下真氏と国際日本文化研究センター名誉教授で奈良県立図書情報館長の千田稔氏による対談が行われます。彼らは「~日本のこころのふるさと~飛鳥・藤原の宮都」というテーマで、奈良の歴史にまつわる思いを語ります。
また、当日は講談師の四代目玉田玉秀斎さんが「飛鳥の大恩人」御井敬三(1918~1971)を主人公とした講談を披露します。御井敬三は和歌山県出身で、盲学校を経て有名な漢方医として多くの人々の健康を支えてきました。さらに彼は、飛鳥の自然や史跡を守ろうと多くの努力をし、「明日香法」の制定にも関わった方です。彼の物語を講談で聴くことができるのは、またとない機会です。
さらに、アナウンサーの都築由美さんが関連する作品を朗読し、映像作家の保山耕一さんが特別に撮り下ろした映像作品を上映します。これにより、飛鳥の歴史をより深く理解し、感じることができるでしょう。
図書館は、知識や情報を収集し、地域社会の文化活動を支える重要な役割を担っています。今回のイベントでは、「飛鳥・藤原の宮都」に関連する貴重な遺産の保存や地域文化の継承といった現代における重要な課題についても考えさせられます。この機会に、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
イベント詳細
- - 日時:2025年11月3日(月・祝)14:00~16:00
- - 場所:奈良県立図書情報館
(〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000)
- - 参加費:無料
- - 定員:100名(要事前申込、先着順)
- - 申込受付開始:10月7日(火)9:00より
(詳細は
こちらのリンクをご確認ください。)
特別なトークイベントを通じて、奈良の歴史や文化を再発見しましょう。皆様の参加を心よりお待ちしています。