新たなアイウエア体験を提案する「JINS Abbot Kinney店」オープン
2025年1月17日、アメリカ・ロサンゼルスに新たなアイウエア体験店「JINS Abbot Kinney店」がオープンします。この店は、グローバルブランドとしての成長を目指すJINSが、デジタル技術を活用し、新しい顧客体験を創造するための実験店舗です。
グローバル展開の加速
JINSは「Magnify Life」のビジョンのもと、国際的展開を進めてきました。2010年に中国で海外1号店をオープンし、現在では765店舗を展開。アメリカに展開したのは2015年で、その後台湾、フィリピン、香港とグローバルに広がっています。今後も各国への出店計画があり、その一環として、米国特有の多様性を受け入れた新しい顧客体験が求められています。このアボットキニー通りの店舗は、その実験的な試みの第一歩となるでしょう。
スマートな購買体験
この店舗では、電子タグと二次元コードを活用した新しい購買方式が導入されており、顧客は自分のスマートフォンを使って商品の情報を取得し、スムーズに購入を進めることができます。列に並ぶ必要がなく、自分の好きなタイミングで商品を受け取れるという利便性が魅力的です。このデジタル化によって、店舗側のオペレーションも効率化され、より優れた接客が可能になるのです。
実際、米国内でこのシステムを試験導入した他の店舗では、来客数や売上が増加したとのことです。JINS Abbot Kinney店でも顧客からの反響を基に、さらなる体験の進化を目指しています。
ロサンゼルスのトレンドエリアに登場
アボットキニー通りは「米国で最もクールなエリア」と称され、アートやクリエイティブなカルチャーに包まれ、さまざまなブランドやレストランが軒を連ねるエリアです。この地にオープンするに当たり、内装には日本の茶室をイメージした居心地の良い空間が表現されています。自然素材を用いたデザインで、明るくクリーンな印象を与えています。
中央には群馬県前橋とのつながりを象徴するレンガを使用した什器が配置され、訪れる人々に日本の伝統的な美しさを感じさせます。店舗のデザインは、新進気鋭の建築家ユニットによって担当され、現地文化と日本のエッセンスが巧みに融合しています。
限定商品と特別なカスタマイズ体験
オープンを記念して、JINS Abbot Kinney店でしか手に入らないアイウエアケースが登場します。ロサンゼルスのハンドメイドブランド「KILLSPENCER」とのコラボ商品で、特別なデザインが施されたアイウエアケースとトラベルケースが販売されます。また、JINSの旗艦店でしか体験できないカスタマイズサービス「WATASHI NO IPPITSU」も同店舗限定で展開され、自分らしい一本を追求できる機会が提供されます。
地域社会への貢献
さらに、オープン初日から数日間、地元の山火事被害者支援のため、売上全額を現地支援団体に寄付する取り組みが行われます。社会貢献を重視するJINSらしい思いが込められています。
この新店舗は、単に商品の提供にとどまらず、特別な空間と体験を通じて、訪れるすべての人々に新しいインスピレーションを与える存在として期待されています。今後の展開から目が離せません。