日本人マジシャンIbukiがFISM 2025でグランプリを受賞!
2025年7月、イタリアのトリノで開催された「FISM 2025(国際奇術連盟主催)」にて、日本のマジシャンIbuki(イブキ)が、クロースアップ・マジック部門で見事にグランプリを獲得しました。この快挙は、1970年から日本が参加して以来、実に75年を超えた歴史の中で初めての出来事であり、彼はアジア出身のマジシャンとしてもわずか3人目の受賞者となりました。
Ibukiは、自らの衣装に施されたボタンをテーマにし、驚くべきトリックを次々に披露。ボタンが自身の衣服から不思議に移動したり、瞬時にハンカチに縫いつけられたりする様子は、専門家たちさえも驚かせるほどのインパクトでした。その独創的なパフォーマンスは、世界中の審査員や観客から絶賛され、見事な栄誉を勝ち取ったのです。
FISMは「マジック界のオリンピック」と称され、3年ごとに行われるこの国際大会には、世界から選ばれた優れたマジシャンたちが集結し、技術を競い合います。中でも、グランプリの称号は、マジシャンにとって最高の栄誉であり、世界一の証です。
Ibukiの受賞には、著名なマジシャンであるMr.マリック氏やセロ氏といった日本の誇るパフォーマーたちからも多くの称賛の言葉が寄せられています。Mr.マリック氏は、「Ibukiさんは、FISMの審査員全員の心を掴んだ」と賞賛し、セロ氏も「マジックで一番難しいのは、それを簡単に見せることだ」と、彼の演技の本質を称えています。
Ibuki自身は、「この受賞は仲間たちの支えがあったからこそ達成できた」と感謝の気持ちを表明しました。彼は今後、日本国内だけでなく、国際的な舞台でもマジックの魅力を広めるべく、一層の挑戦を続ける覚悟を示しています。
Ibukiのプロフィール
Ibukiは、2001年2月8日生まれ、京都府出身の24歳。2023年にはクロースアップマジック部門で日本一に輝くと、次々と国内のコンテストで勝利を収めました。特に2025年に開催されたFISMでは、クロースアップ・マジック部門のグランプリとマイクロマジック部門で1位を獲得し、世界一の称号をつかみました。
彼のユニークなマジックの魅力
Ibukiの演技は、洋服のボタンを使うことで、日常に潜む小さな驚きを創出します。そのマジックはシンプルながらも視覚的にインパクトがあり、観客を夢中にさせる力があります。これからの活躍に、多くのファンが期待を寄せています。
今後の展望
Ibukiは、「この受賞をきっかけに、再び日本のマジックブームを起こしたい」と語り、未来の展望を明るく示しています。彼の挑戦は、マジックの魅力をより多くの人々に届ける旅の始まりです。彼が歩む道のりは、これからのマジック界に新たな風を吹かせることでしょう。