学生に支持されるインターンシップの秘密
食品業界志望の27卒学生を対象に、最近実施された調査「27卒先輩の!推しインターンシップ BEST138」(Tsunagaru就活 / 株式会社マキシマイズ)の結果をもとに、学生が満足するインターンシップの共通点について詳しく解説します。3,998名からの回答を集計し、参加のしやすさや仕事内容の深さがどう満足度に影響を与えているのかを見ていきましょう。
インターンシップの参加傾向
調査によると、参加形式は対面が55.5%、オンラインが34.6%、ハイブリッドは9.9%という割合で、参加しやすい形式が選ばれています。また、実施時間は半日が38.3%、1日が37.2%を占め、短時間で参加できるプログラムが中心となっています。特に8月の夏期のインターンシップが主要な接点となり、学生は参加しやすさとともに、効率的な学びを求めていることが明らかになりました。
学生に支持される5つの要素
調査から浮かび上がった満足度を高める5つの要素を、実際の学生の声と共に紹介します。
1. 実務への没入体験
学生は、リアルな業務を体験し、それを自分のこととして捉えられる機会を重要視しています。例えば、生産者から消費者までの商流をゲーム形式で体験できたという声や、技術者としての責任感を学べたという実感が寄せられています。
2. 深い対話
職種や年齢を超えた多様な社員との対話が、参加者にとっての大きな魅力です。社員との距離が近く、疑問をその場で解消できる環境は、企業の本質を理解する上で非常に貴重です。
3. 厳しいフィードバック
持ち帰るものが少ないと感じがちな他社と比べ、本気で指摘をしてもらえたことで、自己成長を実感できたという意見も多く集まりました。厳しめの意見は、学生にとって成長の糧となります。
4. 成長の感覚
挑戦的な課題に対するインプットとアウトプットを重視する取り組みが、高い満足度を生んでいます。具体的な経験を通じて成長を実感する場面が多く、社会人としての姿を想像できる機会が得られます。
5. 自社の介在価値
ただ商品を扱うだけでなく、業界全体の仕組みを理解できることが、学生にとって価値のある体験につながるとともに、企業への信頼感を生む要因です。
参加企業のインタビューから
数社のインタビューを通じて、学生の満足度を高める工夫が見えてきました。
成城石井の寄り添い
LINE等を利用した気軽な連絡手段や、食体験を伴う対面イベントの実施が特徴です。参加のしやすさを意識したプログラム作りが学生の満足度を高めています。
日清食品の挑戦的な姿勢
「仕事を楽しむこと」の重要性を強調し、失敗を恐れずチャレンジする姿勢が社風として根付いていることが感じられます。リアルなワークを通じて、学生同士の交流も促進されています。
不二製油のリアルな社風
社内の空気感を伝えるため、社員間のコミュニケーションを重視し、プログラムデザインに工夫を凝らしています。
イシダの職種体験
職種ごとの具体的作業を体験できる機会を提供し、学生が自身のキャリアへの見通しを立てやすくなる設計がなされています。
まとめ
今回の調査とインタビューを通じて、参加者の満足度を高めるためには、「自社らしさ」を徹底的に伝えることが求められていると感じました。未来の食品業界を担う学生たちにとって、充実したインターンシップ体験を提供し、成長をサポートすることが企業に求められています。より良い就活体験を生み出すため、業界全体が協力して取り組む姿勢が重要です。