映画音楽の新たな世界を知るための一冊
映画ファンにはたまらない新刊が登場します。2025年4月18日に株式会社ディスクユニオン(DU BOOKS)から出版される『[図説]映画音楽の教科書』は、日本アカデミー賞に4度輝いた実力派作曲家である周防義和が著作を手掛けた本です。映画の名シーンとその音楽を分解して読み解くこの教科書は、初心者から映画音楽を極めたい玄人にまで広く響く内容となっています。
映画の楽しみを広げる新ガイド
本書は、映画の秀逸なワンシーンを通じて、音楽、効果音(SE)、セリフ、映像がどのように絡み合うのかを視覚的に理解することを目的としています。各映画のシーンにおける音楽の役割や、その意義を詳しく解説することで、映画の新たな楽しみ方を発見する手助けをしてくれます。
周防氏は、映画音楽に対する情熱を持ち続け、長年にわたり関わってきました。彼の膨大な経験と受賞歴は、本書の内容に深みと信頼性を与えています。特に『Shall we ダンス?』や『それでもボクはやってない』などの映画音楽で知られる周防氏が、どのように音楽を通して物語を語るか、その技術と表現力を学ぶことができる貴重な機会です。
誰でも楽しめる構成
本書は、映画を愛するすべての人に向けています。映画に興味を持ち始めたばかりの初心者にも、すでに映画音楽を学んできた人にとっても、有意義な情報が詰まっています。数多くの映画を取り上げながら、それぞれのシーンの音響的側面を図説で示すことで、視覚的にも理解しやすくなっています。
特に、本書の魅力は「教科書」としての役割だけではなく、映画音楽の新たな楽しみ方を提供するガイドとしても機能する点です。これにより、映画を観る際の視点が広がり、音楽が映像とどのように連動しているのかを意識することができるようになります。
著者のプロファイル
周防義和は1953年に東京で生まれ、映画音楽を中心に幅広く活動してきました。これまでに数々の受賞歴があり、特に映画『舞妓はレディ』や『カツベン!』などで評価されています。さらに、彼は音楽教育にも力を入れ、大阪スクールオブミュージックの特別講師や名古屋学芸大学の客員教授として後進の指導を行っています。最近では一般向けに開講した映画音楽講座も好評で、より多くの人に映画音楽への興味を喚起しています。
まとめ
『[図説]映画音楽の教科書』は、映画音楽を深く理解し、これまでとは違った視点で映画を楽しむための必携の一冊です。映画ファンはもちろん、音楽に興味がある方や、映画をより深く知りたい方にもぜひ手に取っていただきたい作品です。発売は2025年4月18日、価格は本体3,200円(税別)。この機会に、映画音楽の奥深い世界に足を踏み入れてみませんか。