中国美学を表現するQeelinの新作ジュエリー「Hanfu Bo Bo」とは

中国美学を体現するファイン・ジュエラーQeelinの新作「Hanfu Bo Bo」

ケリング・グループに属するファイン・ジュエラー、Qeelin（キーリン）は、近年ますます注目を集めている中国の伝統文化を基にしたデザインを打ち出しています。ブランド名の由来は、中国の伝説に登場する霊獣「麒麟」で、幸運や愛情の象徴とされています。創立から20年経つこのブランドは、伝統的な中国文化を現代に引き寄せ、WuluやBo Boなど、多種多様なジュエリーを展開しています。それぞれの作品には深い文化的意味合いが込められており、優れたデザインセンスを持ったファインジュエラーとして、高く評価されています。

この度、Qeelinから発表された新作「Hanfu Bo Bo」は、遊び心にあふれた魅力的なコレクションですが、中国文化の本質的なエッセンスも見事に表現しています。特に、愛らしいBo Boが様々な形に変身する姿は、まるで中国の古い絵巻物から飛び出してきたような印象を受けます。

「Hanfu Bo Bo」の中でも特に注目すべきは、そのペンダントです。価格は約4,114,000円で、18Kのローズゴールドを使い、ルビーの蕾やダイヤモンド、ピンクサファイアなど、洗練された宝石が贅沢にあしらわれています。伝統衣装の「Hanfu（漢服）」にインスパイアされたこの作品では、漢服の美しさが現代的なジュエリーデザインに融合されているのです。

また、ペンダントには、鏡面仕上げの花冠があしらわれており、その美しさは一際目を引きます。花冠の周りには、伝統的な模様が繊細に刻まれた紙扇が添えられ、腰帯部分には深紅のルビーが光り輝き、まるで本物の漢服を身にまとっているかのような存在感を演出しています。そして、広袖の外套にはおよそ200個のピンクサファイアが散りばめられ、内側のスカート部分でも精巧にセッティングされたダイヤモンドが華やかさを添えています。

更に特筆すべきは、右手に携えたWuluペンダントです。これは中国美学の繊細さを象徴する宝石が用いられており、そのエレガンスは一層引き立っています。全体として、この「Hanfu Bo Bo」ペンダントは、ただのジュエリーにとどまらず、まさに時代を超えた文化的なアートピースとしての一面を持っているのです。

この特別なコレクションは、世界で限定18点のみ生産されるため、その希少性も一層の魅力となっています。Qeelinは、ただ美を追求するだけでなく、そのデザインを通じて中国文化の誇りを世界に広めるという使命を持っていることを再確認させてくれます。