ワコールの新拠点
2026-05-27 09:28:56

ワコールの新技術「Melooop」を支える研究拠点が誕生

ワコールが新たに開設した「Melooopラボ」



日本の伝統的な下着メーカー、ワコールが2026年5月、京都市南区に新たな研究開発拠点「Melooopラボ」を開設しました。このラボでは、ワコールの革新的な新技術「Melooop」の研究と応用が行われ、さまざまなする形での社会実装が加速される予定です。

「Melooop」は、ワコールが開発した全く新しい技術です。この技術の特徴は、モノマテリアル設計、低廃棄、さらに金型を使用しないため、小ロット生産が可能な点です。すでに高校生向けスポーツブラである「CW-X」のブラカップへの応用が進み、今後はファッション界にもその波が広がります。特に注目は2026年春夏パリ・ファッションウィークへの出展で、ここでの作品発表は技術の新たな可能性を示すものとなるでしょう。

「Melooop」の特長と可能性



この新技術がもたらす利点は多岐にわたります。まず、モノマテリアルであるポリウレタンやポリ乳酸を用いることで、リサイクル性が向上します。さらに、立体物を形成する際の廃棄材料が少ないため、環境負荷の軽減にも貢献します。ここまでの開発は、同社の人間科学研究開発センターが主導しており、1964年の設立以来、約60年のデータを蓄積し続けています。この知識が、今後の商品開発や機能性の向上に寄与することは間違いありません。

自動車分野への展開も視野に入れており、軽量化と多様な部材設計が求められる領域での応用が進められています。これは、ワコールの技術がアパレルだけでなく、他の産業にも影響を及ぼす可能性を秘めていることを示唆しています。

未来の展望



「Melooopラボ」の設立を受けて、ワコールは新たな社会実装に向けた取り組みを強化します。持続可能性と機能性を両立する素材技術として、消費者のニーズに応える魅力的な製品やサービスの開発を目指しています。現在稼働中の大小2台の機械を4台に増設し、高校生向けスポーツブラ用ブラカップの量産も予定されています。

日本のファッション業界に新風を吹き込むこの活動は、今後のさらなる展開に期待が寄せられています。ワコールの「Melooopラボ」は、持続可能な未来を見据えた革新の舞台として、アパレル業界の枠を超えて活躍するでしょう。


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