サラダクラブ、2026年元日に全工場一斉休業を実施！働き方改革新たな一歩

サラダクラブ、2026年元日に全工場一斉休業

1999年に設立された株式会社サラダクラブが、創業コストを超えて新たな歴史を刻むこととなりました。それは、2026年1月1日（木・祝）に直営の7工場全てを一斉に休業するという決断です。この取り組みは、全従業員の働き方改革を推進するものであり、27年間の業務運営の中で初めての試みです。

休業の目的

サラダクラブは、パッケージサラダの製造・販売を手掛けており、約2000億円に達する市場において重要な役割を果たしています。消費期限が短い商品特性のため、これまで工場は年中無休で運営されてきましたが、そのために従業員には見えない心理的負担が大きくのしかかっていました。そこで、会社は「働き方改革」を最共課題と位置付け、全社一斉休業を実現する体制を整えていったのです。

サポート体制

今回の一斉休業は、販売店や物流会社からの多大なる理解と支援によって実現しました。休業対象となるのは、自社が運営する7つの工場で、五霞工場、中河原工場、遠州工場、伊丹工場、真庭工場、三原工場、鳥栖工場が含まれます。全国的に実施されますが、沖縄地域を除きます。年始の商品供給は、事前に注文された通りに行われる予定です。

従業員の未来と展望

サラダクラブは、この新たな試みを通じて従業員のエンゲージメントを向上させ、さらなる高品質な商品提供を目指しています。2026年1月2日からは製造を再開し、今後も持続的な労働環境の改善に努めていくとしています。会社としては、健康経営を掲げ、お客様の食卓に寄り添う存在を目指します。

社会的意義

この取り組みは、ただの企業方針にとどまらず、業界全体に新たな風を巻き起こすものです。1年365日稼働が当然とされてきたパッケージサラダ業界において、一斉休業は労働環境の見直しを促し、持続可能で魅力的な業界の形成につながることが期待されます。

今後のサラダクラブの動向に注目が集まる中、『働きやすくする』という意思表示は、他の企業にも影響を与えるかもしれません。サラダクラブの勇気ある決断が、未来の働き方に新たな道を切り開くことを願います。