新素材Craze-tex®がパリファッションウィークに登場！ダブレットとの革新コラボ

Craze-tex®がダブレットと共にパリファッションウィークの舞台へ

2025年1月、パリファッションウィークでの発表が注目されたのは、岐阜大学発のベンチャー企業、FiberCrazeが開発した革新的な繊維素材「Craze-tex®」です。この新しい素材は、日本のファッションブランド「doublet（ダブレット）」とコラボレーションし、独創的なデザインを引き立てる役割を果たしました。

Craze-tex®とは

Craze-tex®は、プラスチックの欠陥現象から生まれた新たな繊維素材で、特許技術「ナノ・クレージング技術」により実現したものです。この技術は、化学薬品を必要とせず、繊維に微細な孔を開けることで、抗菌や防虫、消臭などの機能を付加することが可能になります。環境に優しく、次世代のラグジュアリーテキスタイルとして注目されています。

doubletとのコラボレーション

今回のコラボは、doubletのデザイナー、井野将之氏がCraze-tex®のユニークな素材感に驚き、「この素材を使ったデザインに挑戦したい」との思いから実現しました。彼は、日常着に新しい視点を取り入れ、固定観念を打ち破る作品を生み出し続けています。双方向のクリエイティブな交流から生まれた革新的なデザインが、パリで華やかに披露されました。

Paris Fashion Week 2025での発表

2025年1月21日から26日まで開催されたパリファッションウィークでは、Craze-tex®とdoubletのファッションが見事に融合したコレクションが登場しました。世界中のファッション関係者から高い注目を浴び、そのアイデアと技術が評価されました。新素材を使用した作品は、鑑賞者に新たな美の感覚を提供し、これからのファッションの可能性を示唆しました。

井野将之氏とdoubletについて

井野将之氏は、ユニークで遊び心あふれるデザインを手掛けるdoubletの創設者です。彼の作品は、LVMHプライズを受賞するなど国際的に評価されており、ファッションシーンに新たな風を吹き込んでいます。doubletのデザインは、日常のアイテムを再解釈し、社会に対する鋭い視点とユーモアを反映させています。

未来に向けた展望

FiberCrazeは、今後もCraze-tex®の可能性を追求し、医療や美容、高機能性アイテムなど幅広い分野に進出する意向を示しています。産業資材としての利用や新たなサービスの展開も視野に入れ、生活や産業に貢献する素材の開発を目指しています。

この新素材とデザインのコラボレーションは、ファッションの未来に向けた新しい潮流を創り出す可能性を秘めています。これからの展開を楽しみにしたいですね。