フランス現代劇の魅力を体感!『動機』ドラマ・リーディング
2025年12月に六本木トリコロールシアターで上演される『動機』は、ギィ・フォワシィの原作をもとにしたドラマ・リーディングです。この作品は、フランスの現代劇の特長を生かし、観客を魅了すること間違いなしです。今回は、出演する女優藤丸千と北村夏未、そして演出を手掛ける白樹栞氏の魅力に迫ります。
注目のキャストと演出
主演の藤丸千と北村夏未は、それぞれのスタイルで観客を引き込む二人の女優です。
藤丸千は、東京都出身の実力派女優であり、NHKのドラマや舞台で多くの実績をあげてきました。特に、2024年には台湾の国立劇場での共同制作舞台に出演し、高い評価を受けました。彼女の独自の表現力と感情の深さは、この作品でも大いに発揮されることでしょう。
一方の北村夏未は、1999年東京生まれの新進気鋭の女優です。特技であるピアノや日本舞踊を活かし、舞台や映像で様々な役柄を演じてきました。ラジオ番組のパーソナリティを務めるなど、幅広いメディアで活躍し、彼女ならではの魅力を発揮しています。
二人の女優が織り成すドラマは、果たしてどのようなものになるのでしょうか。
「ポエトリーリーディング」手法の採用
今回の『動機』では、ブロードウェイのミュージカルで見られる「ポエトリーリーディング」の手法が取り入れられています。この手法は、朗読や独白に音楽が寄り添い、言葉と音楽が融合した新しい芸術表現です。静かな語りから高まり続けるリズムへと展開し、物語や感情がより深く伝わります。
このリーディングスタイルは、作品のテーマである「美しくも恐ろしい物語」を一層引き立てます。観客は、藤丸千と北村夏未が演じる二人の女性の関係性に引き込まれ、彼女たちが持つ感情の変化を肌で感じることができるでしょう。
様々な役割を持つ演出家、白樹栞
演出を手掛ける白樹栞氏は、映画デビュー以来、舞台女優としてだけでなく、多くの舞台をプロデュースしてきた実力者です。これまでも『庭の木と四つの物語』や『Fallait pas le dire』などの作品で賞賛を受け、演出家としてのスキルを磨いてきました。皇族からシュヴァリエ勲章を受けているという経歴もあり、彼女の視点から描かれる物語に期待が高まります。
物語のテーマとストーリー
この作品は、完成された大人の女とまだ未熟な若い女の出逢いから物語が始まります。美しさと恐ろしさが交錯する中で、彼女たちの関係がどのように展開し、結末へと至るのか。果たしてその結末はどうなるのか、観客の心を掴むストリーテリングが待ち受けています。
チケットや公演について
公演は2025年12月5日(金)・6日(土)の2日間、六本木トリコロールシアター1Fフォワイエで行われます。チケットは全席指定で、価格は7,800円(税込)ですが、当日券は500円UPとなりますので、事前の予約をおすすめします。
公式サイトや劇場のお問い合わせ番号を活用して、ぜひこの魅力的なパフォーマンスを体感しに行きましょう。美しく恐ろしい物語を語る二人の女優の共演は、確実に心を揺さぶるものとなることでしょう。