ロッテが「海運モーダルシフト大賞」を受賞
株式会社ロッテが、環境負荷低減において優れた取り組みを評価され、令和7年度「海運モーダルシフト大賞」を受賞しました。この賞は、海上貨物輸送における環境負担を減少させるための努力に対して与えられるものです。
環境への配慮が評価されたロッテの取り組み
ロッテは、埼玉県・さいたま市から福岡県・福岡市への製品輸送において、株式会社曙運輸と協力してトラック輸送からフェリーを使用する方法に切り替えました。これにより、陸上輸送の距離を大幅に短縮し、刺激的な海上輸送と組み合わせることで、CO2排出量を約40%削減することに成功しました。
この効率的な配送方法では、従来1148kmだった陸上走行距離が、港までの陸上輸送(37kmおよび8km)と内航船による海上輸送(1146km)に変更されることで、大幅な削減が実現しました。さらに、トラック運転手の労働時間も年間10,800時間削減されています。
革新的な輸送方法の実施
ロッテは2007年から、特別に開発された「電源使用の無人トラック」を利用しており、この手法は業界でも珍しいものです。現在も継続して「有明港~博多港」間の海上輸送を活用しており、2024年7月からは乗船台数を大幅に増加させる計画を立てています。これにより、企業運営の環境負荷を一層軽減することが期待されています。
海上輸送中に発生するCO2排出量を減らす取り組みだけではなく、フェリー船内の電源を活用することで、トラックの冷凍機からのCO2排出も大幅に減少します。これによって、車両の延命や冷凍機の稼働時間短縮にも寄与しており、持続可能な開発目標(SDGs)への貢献がなされています。
輸送効率を追求する工夫
ロッテは、輸送効率を向上させるために低床の10トン車を導入し、シートパレットを採用して庫内空間の利用を最大化しています。この取り組みにより、一度の運行で運べる量が最大化され、製品1つあたりのCO2排出量も抑えられるよう工夫が施されています。
「海運モーダルシフト大賞」とは
「海運モーダルシフト大賞」は、荷主企業と物流事業者の共同によって環境負担が低い海上貨物輸送を推進するために設立された賞です。国土交通省が後援し、革新的な取り組みを行う企業が表彰されます。この度、優良事業者として24件46社が表彰され、その中で特に際立った2件4社が大賞を受賞しました。
表彰式では、ロッテ取締役の平田広志さんとSCM本部の山本豊さんが登壇し、自社の取り組みを誇らしげに発表しました。
ロッテのサステナビリティへの取り組み
ロッテは「ロッテ ミライチャレンジ 2048」というサステナビリティ目標を掲げています。この目標の中には、2028年度までにエネルギー由来のCO2排出量を2019年度比で23%以上削減し、2048年度までにカーボンニュートラルの達成を目指すことが含まれています。これを実現するために、省エネルギー活動や再生可能エネルギーの導入を推進しています。
ロッテの取り組みは、ただ製品を運ぶだけではなく、環境への配慮を第一に自社の成長を目指しています。持続可能な未来のために、企業としての責任を果たしていく姿勢は今後も注目され続けるでしょう。