イーダーム、資金調達成功
2025-06-17 15:26:31

創薬ベンチャー・イーダームがシリーズAラウンドで4.6億円の資金調達を実施

創薬ベンチャー・イーダームが今後の可能性を広げる資金調達を実施



2023年、株式会社イーダームがシリーズAラウンドにおいて、総額4.6億円の資金調達を完了したことが発表されました。この資金調達では、UntroD Capital Japan株式会社、ANRI、ロート製薬株式会社、そして中内啓光スタンフォード大学教授など、国内外の信頼できる投資家が参画しました。この成功により、イーダームの累計調達額は5.1億円となります。

イーダームの可能性



東京科学大学内に本社を構えるイーダームは、西村栄美教授の研究を基盤に、組織幹細胞の老化や再生メカニズムに関する革新的な技術を持っています。この技術は、従来の細胞治療とは異なり、低分子化合物を用いて上皮幹細胞の保護と再生を促進します。さらに、既に複数の有望な化合物について国内外で特許を取得しています。

【医療における新たな挑戦】
イーダームは、脱毛症や皮膚潰瘍など、日常的ではあるものの治療法が確立されていない再生不全疾患に対する新たな医療ソリューションの開発に取り組んでいます。非臨床段階での有効性を確認した後、製剤化および製造プロセスの開発へと進展させる予定です。

代表者の意気込み



代表取締役の安藤信裕氏は、「今回の資金調達は、私たちがこれまで積み上げてきた研究成果を社会に実装するための重大なステップである」と述べています。また、皮膚や毛髪に関する疾患が、精神的および社会的な生活の質に大きく影響し、さらには寿命にも関係する可能性があることを強調しています。

【患者への願い】
安藤氏は、「疾患に対して根本からアプローチできる治療薬の開発を急ぎ、患者様のもとにできるだけ早く届けたいと考えています」と力強く語りました。今後もアカデミア発の強みを活かし、製薬企業との連携を深めていく方針です。

投資家の期待



投資家からも好意的なコメントが寄せられています。UntroD Capital Japanの三井善夫グロースマネージャーは、「イーダームは、難治性疾患の治療薬開発を目指しており、患者への社会的な影響も大きい」と期待を寄せました。ANRI社の榊原和洋シニアアソシエイトも、「信頼性の高い科学に基づく製品を必ず世の中に届ける」とその信念を表明しています。

また、ロート製薬の長濵徹部長は、イーダームの幹細胞技術が日本からの革新として国際的にも成功する可能性を感じており、今後の展開に期待しています。

イーダームの挑戦が、どのように医療業界を変えていくのか、目が離せない瞬間が訪れそうです。


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